永沢工機の仕事 | 精密板金試作・量産について
「SUS加工でこんなものを作れないだろうか?」といったイメージだけの商品化前のモノから、毎月の生産数を見込んだ量産品につながる試作品まで、一貫してサポートさせていただきます。
板金によるディスプレー・ケース・機構部品の商品化をお手伝い
永沢工機では、お客様のイメージを「モノづくり」の視点でサポートします。
例えば、イメージ図より、それの商品化に必要な材料や構造、工程についてのご提案のができます。
(図1)は、デパート改装の際、壁際に取り付けるオブジェのイメージ図です。このイメージをもとに、お客様と使用目的(どんな使われ方をするのか?どんなことをする為の物なのか?)に基づいた材質や板厚などの打合せ(提案)から始まり、強度を考慮した構造、組み立てやすさなど、まず、お客様の立場に立った作り方を考えます。その後、弊社の技術力を考慮した構造について提案させていただき、構想が決まれば次に製作図(製作図1)の作成に取り掛かります。ここでは、弊社の保有しているノウハウを十二分に発揮できる図面作りに心がけています。写真1がイメージを製品化した状態です。
以上のような板金によるディスプレーやケース、機構部品など、板金を利用した製品について一緒に考え、もっているノウハウを惜しみなく出し、お客様の商品化へのお手伝いに貢献したいと考えております。
レーザー加工など、板金加工でのオリジナル形状制作による試作等をお手伝い
試作から量産までをサポート
量産に向けた試作から量産まで一貫してサポートしています。 試作前、図面の状態でお客様から一番相談される事は、「この形状で製作可能なのかどうか?」です。現在は携帯電話に代表されるように、製品のモデルチェンジが大変速く求められています。そんな中、複雑な形状のものを高い初期費用をかけるよりも、保有している設備で生産したほうがはるかに次のモデルチェンジや改良版に対応でき、さらに初期費用もかからないということを考えるお客様も少なくありません。その結果、機能を十分に果たしながら、初期費用をかけないで出来る製品がほしくなってきます。 そのような時、永沢工機では、ただ出来る出来ないだけではなく、このようにしたらどうですか?という提案をさせていただく事が出来ます。 この下の製品は黄色い部品と青い部品をそれぞれ曲げて作り、スポット溶接しています。
このままでも機能的には十分ですが、部品の一体化を提案しました。別々の製品の場合、曲げる回数が黄色い部品で4回、青い部品で4回、合計8回でしたが、提案では6回ですんでいます。また、黄色と青の部品を組み合わせる為に一度溶接で仮組みをしてからスポット作業をしていましたが、一体化の為、スポット作業は無くなりました。部品が少なく、作業も少なければ、作業者は勘違いするようなポカミスも無くなり品質を安定する事にもつながります。 量産化で重要な、品質が安定している事について永沢工機では、試作前の図面での段階では形状についての提案などさせていただきますが、量産に向けた製造段階では、品質を安定させる為にプレスの金型化や、専用金型の製作など、試作前に十分検討した後に製品の製作に入ります。また、製作用治具などもつくり、品質安定に向けて取り組んでいます。